Bizoz.net
WEB2.0がどうのこうの、やれブログだ、発信者だ、うんぬんかんぬん・・・
ブログ炎上だのブログの女王だのと色々話題は尽きませんが、そういった細かい事は抜きにして、個人的に興味のある、そして誰かが興味があるだろうことについて、書き溜めていくのがBizoz.netの流儀です。
沢木耕太郎さんの『彼らの流儀』がベースにあるかもしれません。
『彼らの流儀』は以前朝日新聞に連載されていました。
そう、あれは高校生の頃でしょうか。今となっては定かではありません。
「大根を半分」というタイトルの話が忘れられません。
バスに乗っている。ちらほらと空いている座席には座らず立っている。なぜなら、席を譲らなければいけない場面に出くわしたとき、自分が譲ったとしても他人が譲ったとしても残るなんともいえない感覚が嫌だったからだ。
と、ふと老婆が子供を連れた若い奥さんに声をかけている。
「大根を半分貰っていただけませんか」
「独りでは食べきれないのです」と。
子供に承諾をとるように『じゃあもらいましょうか』と応える奥さん。
自分にも、この老婆と同じような親がいる。同じような想いを毎日抱きながら自分の年老いた母親も過ごしているのではないか。日々の生活に追われ、そんな母親の思いを見ないふりをしている。
それはまるで、席を譲るべき場面で狸寝入りをしていることと同じなのではないかと。
当時新聞を切り抜き、ずっととってありました。それは今でもどこかにあるはず。
勿論本は何度も読み返してぼろぼろです。
このブログの体裁は彼らの流儀とは異なりますが、ただそういう感性を大事にしたいと考えている人間が書いていると言う事です。
地球上のどこかで誰かが何かを想って今日も生きている。
ただそれだけで良いとおもうのです。
日記ではありません。
ニュースでもありません。
現実と空想、ノンフィクションとフィクション、冗談と本気。
その境界線を引くのは皆さんにお任せします。